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産婦人科編

2013/7/5掲載
 
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不妊に悩むカップルの48%は男性因子 気になる方は、ぜひ率先して受診を!
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
不妊治療は女性が対象と思われがちですが、「男性因子の不妊」も年々増えているそうです。原因や検査方法などについて聞きました。

 ■男性因子の不妊とは?
 不妊の原因が男性側にあることを言います。1996年のWHOの調査によると、不妊に悩む7000組のカップル中、男性因子の不妊が48%を占めるという結果が出ています。原因としては、精子を作る機能に障害がある場合や、勃起・射精に問題がある場合、副性器機能障害の場合などさまざまです。

 ■具体的にはどんな検査が行われますか?
 まず精子の数や運動率などを調べる「精液検査」を行います。その結果を基に、ホルモン検査などの詳細な検査に進みます。男性の場合は直接受診しなくても、家庭で採精していただくことで検査が可能です。また女性に比べると、痛みもありません。

 ■男性の場合、産婦人科への受診をためらう人が多いのではないでしょうか?
 そうですね。しかし、検査をして初めて、原因と解決方法を見つけることができるわけです。不妊治療はどうしても、女性に精神的負担がかかります。ぜひ、男性からも率先して受診していただきたいですね。近年は顕微授精などの技術の発達で、重度の男性因子による不妊でも妊娠が可能になり、治療法は日々進歩しています。気になる方は、日本不妊予防協会のホームページ(http://www.jrha.org/yobousoudan.html)の「不妊になる可能性のある要因チェックリスト」を一度ご覧になり、セルフチェックをしてみられてはいかがでしょうか。不明な点は気軽にご相談ください。



 
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