くまにち メディカルインタビュー
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婦人科編

2013/6/14掲載
 
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性器トラブルの安易な自己判断は危険 早めに受診して悪化や後遺症を回避して
 
聖アンナレディスクリニック院長
平井伸幸氏
気温や湿度が高まるこの時季、性器の不快な症状が気になるという人も多いのではないでしょうか? 女性の性器の疾患などについて聞きました。

 ■夏場は性器のトラブルに悩む女性が増えると聞きます。
 ジメジメした季節は特に、おりものの量やにおいを気にしたり、膀胱(ぼうこう)炎などのトラブルに悩む人が増えるようです。女性は体の構造上、菌が入りやすく、カンジタ、クラミジア、トリコモナス、淋菌などによる感染症のリスクもあります。最近はインターネットに情報があふれ、いろいろな市販薬も登場していますが、安易な自己判断がかえって症状を悪化させたり、後遺症が残ってしまうケースもあり、注意が必要です。早めに受診して適切な治療を受けることが大切です。

 ■婦人科というと、なかなか一歩を踏み出しにくいものですが…。
 羞恥(しゅうち)心から受診をためらう女性が多いと思いますが、膣(ちつ)炎や膀胱炎などのトラブルはお薬で比較的簡単に治療できます。小さなトラブルの相談をきっかけに、子宮頸がんや卵巣がんなど大きな病気の発見につながるケースもあります。少しでも気になる症状があれば、早めに専門医に相談しましょう。

 ■日本は、欧米諸国と比べると、子宮がん検診受診率が低いとか。
 欧米諸国が70%以上の受診率であるのに対し、日本は20%台と低い状況です。子宮頸がんは若い女性でも発症する可能性が高く、定期的な検診が大切です。職場などで検診を受ける機会のない20歳以上の偶数年齢の女性は、指定の医療機関で1200円で受診できます。自分の体を守るという意識を高め、検診を受けていただきたいですね。



 
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