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原因により治療法が異なる「肩こり」 寝具の見直しも予防のひとつ |
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多くの日本人が悩む「肩こり」。マッサージや整骨院などに通う人もいますが、根本的にはなかなか解消されないのが、悩みのタネですね、整形外科的見地から肩こりの原因や治療法について聞きました。 |
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首すじ、首のつけ根から肩または背中にかけての張り、こり、痛みなどのほか、頭痛や吐き気を伴うこともあります。主に首の後ろから肩、背中にかけての僧帽(そうぼう)筋が起因部位となることが多いようです。 |
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首や背中が緊張するような姿勢での作業、猫背や前かがみなど悪い姿勢、運動不足、精神的なストレス、なで肩、同じ姿勢の継続、ショルダーバッグ、冷房などが原因とされています。中には頸椎疾患や頭蓋内疾患、高血圧、眼疾患、耳鼻咽喉科疾患、肩関節疾患、歯のかみ合わせといった疾患が潜んでいる場合も少なくありません。 |
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原因疾患がある場合は、その疾患の治療で肩こりは軽減できます。しかし、それ以外の場合、根本的な治療が難しく、対処療法になります。「同じ姿勢を続けない」「肩を温める」「適度な運動や体操」「入浴して身体を温め、リラックスする」などの予防を心がけることが大切です。意外と知られていないのが、寝具との関係です。布団やベッドが硬すぎても柔らかすぎても、肩こりにはよくありません。体形と体重に合った寝具を探し、枕は布団やベッドに合わせて選びます。一日の3〜4分の1は寝ているわけですから、軽視せずに見直してみましょう。原因によって治療法が異なりますので、整形外科医にご相談ください。 |
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