くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2012/11/9掲載
 
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右でも、左でも、しっかり噛(か)めていますか? 自分に合った義歯で明るく健康な毎日を
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
大勢で集まる機会が多い年末年始。人前でも食べ物をおいしく食べられるように、歯は早めにケアしたいものです。義歯治療や噛むことの大切さについて聞きました。

 ■バランス良く噛めないと、体にどのような影響が出るのでしょうか?
 歯は顎に生えていて、顎は舌とつながり、さらに下顎の筋肉は頭蓋骨(ずがいこつ)ともつながっています。そのため、噛み合わせの異常が全身の不調につながる恐れがあります。合わない義歯や歯のかぶせ物などが原因でうまく噛めないと、違和感のない楽な場所で噛もうとして、顎や舌にもズレが生じてしまいます。すると、耳の周りがカクンと鳴る顎の症状や、こめかみ、耳、頬などに痛みが現れることがあります。後頭部、首筋、肩のこりや痛みといった全身の症状も、こうした噛み合わせの異常から生じる体のゆがみと関係しているケースがあります。その場合、歯科治療と理学療法や整体、リンパマッサージなどを組み合わせた総合的な治療が必要です。

 ■義歯の治療はどのように行われますか?
 「しっかり噛めるだろうか」「入れ歯と分からないように入るだろうか」などの不安をお持ちの方が多いようです。入れ歯はいったん口に入ると、その方の体の一部になります。審美面は人それぞれ希望が異なるものですので、ご本人のご希望を言っていただき、可能な限りそれに沿う調整を行います。練習用の入れ歯を作り、食べたり、おしゃべりしたりして、歯の形や色、発音など細かく調整した上で、本義歯に作り替えます。噛むことに違和感を感じたら、一人で悩まず、まずは歯科医に相談しましょう。



 
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