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主体的な妊娠・出産をするために 知っておきたい年齢と不妊症の関係 |
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ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医 |
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女性の晩婚化が進み、30代後半から40代になって子どもをつくりたいと考える女性の数は増加傾向にあるそうです。そうした現状を踏まえ、年齢と不妊症の関係について知っておきたいことを、専門医に聞きました。 |
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あります。残念ながら加齢による卵子の質の低下が見られ、35歳を過ぎると毎年3・5%ずつ、妊娠する力は落ちていきます。不妊率についても、30代後半では3・3人に一人、40代では1・6人に一人が不妊症になっているという報告もあり、女性の年齢は不妊症に影響を与えていると言えるでしょう。 |
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40歳を過ぎたら子どもを産めないということではありませんが、その場合は、流産や妊娠高血圧症、胎児の染色体異常などの危険性が高まるということも、知っておいてほしいと思います。また30代になったら、「いつまでに産みたいのか」を考えることも主体的な妊娠・出産をするためには必要だと思います。 |
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まずは産婦人科で検診を受け、子どもがつくれる状態であるのかを確認しておかれると安心ですね。特に30歳以上で不妊症を心配していらっしゃる方は早めに受診し、治療が必要な場合は少しでも早く治療に取り組むなど、不安要素は排除しておきましょう。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、その時々で自分にとってベストな選択ができるよう、備えてほしいと思います。ご不明な点は専門医にお尋ねください。 |
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