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行徳形成外科院長
行徳 博英氏
日本形成外科学会認定医 |
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メイクをしても隠せないのが毛穴の開きや黒ずみ。加齢とともに、小鼻の周りや頬などに開いたままの毛穴が目立つようになってきます。光エネルギーで瞬間的に毛穴のつまりを蒸発させて引き締める、レーザー治療について聞きました。 |
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そうですね。年齢を問わず毛穴のつまりや黒ずみの悩みを持つ方が多いようです。夏は汗や皮脂の量が増え、毛穴が開いた肌はキメが粗く見えてしまいます。これには、食生活や生活習慣、加齢なども関係しています。また、開いた毛穴は水分蒸発を防ごうと皮脂分泌が過剰になり、ニキビや吹き出物にもつながります。 |
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はい。レーザーの光エネルギーは皮膚表面の角質層をはがして蒸発させ、ピーリング効果をもたらします。同時に毛穴の中にも到達し、熱作用が周囲の真皮細胞を活性化するため、毛穴が引き締まるのです。これを何回か繰り返すと、真皮内にコラーゲンの生成が促進され肌のハリもよみがえります。
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まず洗顔をして、カーボンローションという医療用の黒い墨を毛穴に充填します。次に、塗布したカーボンを薄くのばし、ヤグレーザーを照射します。レーザーは黒色に反応して光が熱に変換するため、毛穴のつまりが瞬時に蒸発し、毛穴自体も熱収縮により開いた状態が改善されます。施術時間は約15分。効果は1回でも実感できますが、3週間に1度の治療で5〜6回が理想的です。その間隔で徐々にレーザーの出力を強くしていくと、より効果的です。 |
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ピーリングといっても表皮が少しむける程度で、化粧は可能です。治療期間中は特に保湿に気をつけ、日焼けしないよう注意してください。治療後2〜3週間で毛穴が締まって皮脂の過剰分泌が抑えられ、化粧のノリがよくなり、ニキビや吹き出物ができやすい状態も改善されます。また、レーザー光がメラニン色素を選択的に破壊するためホワイトニング効果もあり、ニキビ跡やくすみが解消されて肌がより明るくなります。 |
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