くまにち メディカルインタビュー
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整形外科編

2012/10/5掲載
 
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中年以降に多い外反母趾(がいはんぼし)や扁平足 不適切な靴選びが足の痛みの原因に
 
にしだ整形外科 院長
西田 公明氏
知らず知らずのうちに進行し、足の痛みに悩まされるようになる外反母趾や扁平足、また、スポーツによる足の痛みについて詳しく聞きました。

 ■足の痛みを起こす疾患について教えてください。
 中年以降の女性に多い外反母趾や扁平足障害、長時間の立ち仕事や歩行などでかかとの内側前方に痛みを生じる足底腱膜炎(そくていけんまくえん)、アキレス腱付着部症などが代表的です。最近は空前のジョギングブームで、足、かかとの痛みで来院される方が多いようです。

 ■外反母趾の症状と原因について教えてください。
 足の親指が「く」の字に曲がり、変形した部分が靴に当たって痛みが出ます。遺伝的な素因、扁平足、年齢などの内的要因のほか、合わない靴を履いていたり、歩き方に問題があるなどの外的要因が関係するといわれています。若い時は筋力があり、靭帯もしっかりしていて症状は出にくいのですが、筋力が弱る中年以降に症状が現れやすくなります。

 ■外反母趾と扁平足の関係は?
 足には縦、横の2つのアーチがあり、歩行時の衝撃を吸収したり、姿勢や体のバランスを保っています。縦アーチが崩れた状態が扁平足、横アーチが崩れた状態を開帳足といいます。外反母趾の人はほとんど扁平足、開帳足を合併しています。痛みを放置すると膝痛や腰痛を引き起こすこともあります。

 ■治療法はありますか?
 外反母趾や扁平足、かかとの痛みはそれぞれが密接に関連しています。足底挿板という靴の中敷きを使用したり、テーピングによる矯正、ストレッチや筋力トレーニングに加えて、適切な靴選びが重要になります。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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