くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2012/10/5掲載
 
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見た目とともに体も健やかに きれいな歯並びがもたらす好影響
 
歯ならびの歯医者さん 院長
泉 朝望氏
歯並びに関して、いつごろから治療を始めればよいのか戸惑っている人も多いでしょう。矯正治療や、歯並びがもたらす影響などについて聞きました。

 ■矯正を希望する人が増えていると聞きます。歯並びが良くなるとどのような影響が出るのでしょうか?
 きれいな歯並びになることで、本人の見た目に対する満足度が高まります。こうした審美面だけでなく、機能面でも体に良い影響を与えます。まず、上の歯と下の歯がしっかり噛(か)み合うことで、食べ物を噛み切り、砕き、すりつぶすことができ、胃や腸などの消化器系の負担を軽減します。次に、上顎前突(じょうがくぜんとつ)や下顎前突(ががくぜんとつ)が治ると、しっかりと唇を閉じられるようになり、口や喉の乾燥を防ぎ、呼吸器系の機能向上が期待できます。また、歯並びが悪いと唇や頬、舌の位置にも影響を与えるので、歯並びを良くすることで発音・発語の機能が改善されます。

 ■受診のタイミングは?
 4歳ぐらいから矯正を始める人もいます。乳歯がガタガタでも「生え替わるから」と軽視している親御さんもおられるようですが、乳歯の歯並びの状態が変な舌の癖をつけてしまったり、姿勢や骨の形成、永久歯の歯並びに影響することもあります。乳歯でも親御さんが歯並びをしっかり見て、生え方が気になる場合は早めに専門医に相談しましょう。幼いころからお口の中を良い状態に整えておくことは、一生の宝になると思います。歯並びの状態によっては、矯正器具を使わずに生活指導や訓練のみで済む場合もあります。まずはお気軽に専門医にご相談ください。



 
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