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歯科・歯科口腔外科編

2012/9/28掲載
 
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金属アレルギーの方に適した 「オールセラミック」治療とは?
 
荒瀬歯科医院 歯科医師
荒瀬 陽一氏
差し歯などに使われる金属に対してアレルギーが出る方にとって、効果的な治療法の一つ「オールセラミック」について話を聞きました。

 ■最近、差し歯などでオールセラミックを選ぶ方が増えたそうですね。
 現在、保険の対象になっている差し歯やクラウン(かぶせ物)には、金属やプラスチックが使用されています。しかし、中には金属アレルギーの患者さんなどがいらっしゃいますので、そんな方にはオールセラミックが適していますね。

 ■オールセラミックは保険診療対象外なんですか?
 そうです。ただ、セラミックは以前はかなり高価だったんですが、最近は、型にセラミックを流し込む鋳造式が開発されるなど技術的な進歩もあり、ずいぶん価格も下がってきました。

 ■オールセラミックのメリットは?
 まず、金属の溶け出しによるアレルギーが少ないこと。そして、環境ホルモンが出ないこと。また、銀歯などに比べると見た目もきれいですね。もちろん強度も十分です。

 ■オールセラミックの治療方法は?
 基本的にほかの差し歯と変わりません。まずは虫歯を治療し、その歯の型どりをした後、その歯に合うよう成形したセラミックをかぶせます。治療期間は、セラミックの成形にかかる日数(約3日)を含め5日間程度。歯が残っている人であれば、どなたでも治療可能です。

 ■どの部分の歯でも使えますか?
 どの歯でも大丈夫です。キャスタブル(鋳造)セラミックはそのままでは単色の仕上がりになりますが、前歯などで使う場合は、表面を削り再度、陶材を焼成することで、シビアな色合わせにも対応できます。



 
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