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歯科編

2012/9/21掲載
 
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歯科疾患が思わぬ「痛み」を引き起こすことも 虫歯や合わない入れ歯は放置せず早めに受診を
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
頭痛、腰痛、肩凝りなど、慢性的な不調に悩んでいませんか? 歯科疾患から起こる痛みや不調について詳しく聞きました。

 ■頭痛や腰痛など「痛み」に苦しんでいる人が多いと聞きます。
 慢性的に起こる痛みはつらいものです。生活の中で支障を感じない程度の人から、痛み止めを飲んでも効かずに動けなくなる人まで、痛みのレベルはさまざまです。痛みが起こった場合に困るのは、動作に支障が出るだけでなく、思考にまで影響すること。痛みが強いほど物事を冷静に判断できなくなり、うつ状態に陥る場合があります。さらに、痛みが何度も繰り返されると、少しの刺激でも強い痛みとして感じるようになります。こうなると非常に治りが悪く、全身のあちこちに痛みを感じるようになっていきます。痛みは、自分が痛いと思っている場所とは別のところに原因があることも多いものです。例えば、片頭痛や肩凝りだと思っていたのが、実は「顎(がく)関節症」という顎(あご)の病気のこともあります。その場合、顎関節症の治療を行い、根本的な原因を取り除いていくことで、長年の痛みから解放された人も少なくありません。

 ■「顎関節症」はどのようなことが原因で起こるのでしょうか?
 ちょっとした噛み合わせのトラブルから起こることがあります。虫歯や抜けた歯をそのままにしていたり、また、すり減った入れ歯や何年も調整していない入れ歯だと、噛み合わせが合わなくなって顎関節に負担がかかることもあります。毎日使っていると変化に気付かないこともありますので、噛み合わせの調整が大事になってきます。5年後、10年後も快適な生活が送れるよう定期的な検診をお勧めします。



 
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