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産科・婦人科編

2012/8/24掲載
 
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妊婦は特に注意したい「リステリア菌食中毒」 ナチュラルチーズや生ハムなどは避けて
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
妊娠していない時はひどい症状が出なくても、妊娠時にかかると、場合によっては生命にかかわる病気があるそうです。特にこの時季、注意したいのが、“食中毒”。専門医に詳しく聞きました。

 ■妊婦さんが食中毒にかかると、重症化するケースがあるそうですね。
 妊娠中のお母さんは、免疫力が低下しているため、病気にかかりやすい状態です。胎児もまた、食品による感染症の影響を受けやすく、夏場に特に注意したいのがリステリア菌による食中毒です。リステリア菌は、土の中や河川などに広く分布しており、さまざまな生物に感染します。この菌の特徴は、通常多くの細菌が増殖できないとされる0℃という低温や高い塩分濃度の中でも増殖し、特に酸に強いということです。

 ■どんな症状が出ますか?
 リステリア菌による食中毒にかかると、発熱や頭痛といったインフルエンザに似た症状が出ます。重症化すると髄膜炎や敗血症になることもあり、この場合の死亡率は20〜30%と非常に高くなります。また、流産や早産の引き金になることもあります。厚生労働省は妊婦に対し、冷蔵保存しているから大丈夫と思わず、食べる前に十分加熱することと、ナチュラルチーズやゴーダチーズなどの加熱殺菌していないチーズ、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテは避けるよう呼びかけています。

 ■万が一感染した場合は?
 妊娠中に感染した場合、早期の段階であれば抗生物質の投与によって、胎児への感染を防ぐことができます。しかし、予防が一番なので、冷蔵庫を過信せず、前出の食品以外にも、肉類はよく焼き、生野菜はしっかり水洗いし、生乳や生乳で作った食品もできるだけ避けるようにしましょう。



 
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