くまにち メディカルインタビュー
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皮膚科編

2012/7/20掲載
 
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夏に多い子どもの皮膚トラブル 長引く前に適切な治療を
 
九品寺クリニック  医師
中村 徳志氏
キャンプや水遊びなどアウトドアに出かけることが多い夏。強い日差しや虫さされなどで、皮膚のトラブルも多くなる季節です。夏に多い子どもの皮膚の病気について聞きました。

 ■夏に多い子どもの皮膚の病気について教えてください。
 この季節は、虫さされ、とびひ、あせも、プールやエアコンなどによる皮膚トラブルで来院されるお子さんが多くなります。急激な日焼けで真っ赤になって来院されるというケースも少なくありません。水いぼは、夏に限らず一年中多い病気です。

 ■とびひとは?
 草まけやあせも、虫さされなどで肌が傷ついた所が細菌感染を起こし、かゆみを伴う水ぶくれやかさぶたができることを言います。そこをかきむしることで、体のいろいろな部位に次々と症状が広がります。肌が触れあって他人に感染することもありえます。最近はMRSAなどの薬剤耐性ブドウ球菌によるとびひも増えています。

 ■治療法について教えてください。
 かきむしることは特に悪化の原因になるので、まずはかゆみを止め、必要に応じて適切な抗生剤を使います。虫さされなどが長引いてなかなか治らない場合は、専門医を受診することをおすすめします。スポーツをしたり、外出先から帰って汗をかいたら、こまめにシャワーを浴びて肌を清潔にしておくことも予防策のひとつです。

 ■手足口病などウイルス性発疹との見分け方は?
 ウイルス性の場合、多くは熱が出て左右対称に発疹が現れます。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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