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産科・婦人科編

2012/5/25掲載
 
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流産しても次の妊娠の確率は7割以上 3回続いたら精査・治療が必要に
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
一度流産を経験すると、「二度と赤ちゃんができないのでは?」と不安に思い、悲観的になってしまうお母さんが多いそうです。流産とその次の妊娠の可能性について、専門医に詳しく聞きました。

 ■流産について教えてください。
 市販の妊娠反応検査薬で陽性反応を確認したにもかかわらず、その60%は何の症状もないまま流産していることが最近分かってきました。こうした妊娠は1週間くらい経過すると、自然と妊娠反応が陰性になります。陽性とはいえ、検査薬の化学反応上でのことだったり、臨床症状がない妊娠ですから、「化学的妊娠」あるいは「前臨床的妊娠」と呼びます。

 ■次の妊娠に影響しますか?
 流産を経験したお母さんの気持ちは、どうしようもないほど悲しく、周りの人たちがどんなに言葉をかけても、癒やされることがないほどです。しかし、流産後の妊娠に関するデータによると、次の妊娠で赤ちゃんが生まれる確率は、無治療であっても70〜75%で、流産の原因を追究し治療したものまで含めれば70〜85%にも上ります。あまり悲観的にならず、次の妊娠の見通しはとても明るいことを知っておきましょう。

 ■流産に関して注意することは?
 3回続けて流産をした時は、「習慣性流産」という病気として捉え、専門医による精査・治療が必要です。また、高齢での妊娠・分娩が増えていますが、37歳をボーダーラインとして妊娠しにくくなり、妊娠しても流産や早産をしやすく、合併症妊娠(糖尿病や高血圧など)や妊娠高血圧症候群などになりやすいことが分かっています。できれば35歳までに、妊娠・分娩をしておくことが望ましいでしょう。



 
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