くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 婦人科 インタビュー一覧> 婦人科 最前線
 
産科・婦人科編

2012/4/27掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
妊娠中に起こりやすい、貧血と便秘 “予防に良い”とされる食品にも注意が必要
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
多くの妊婦さんを悩ませる、“貧血”と“便秘”。中には、レバーを大量に食べたり、プルーンジュースやハーブティーを飲むなどして、改善しようとする人も…。適切な予防法について、専門医に聞きました。

 ■貧血や便秘の原因は何ですか?
 妊娠中は、お母さんの体液が増加することで血液が薄くなり、鉄分が不足し、貧血が起こります。便秘は、赤ちゃんが浮かぶ羊水を維持するために、腸管から水分を再吸収する量が増えることが原因です。

 ■貧血を予防するためには?
 妊娠中、鉄は1日に8・5〜21・5r必要です。不足すると貧血になり、赤ちゃんの発育が遅れる場合もあります。鉄分はレバーや肉、赤身の魚のほか、大豆製品、野菜、海藻類に多く含まれます。ただし、豚や鶏のレバーにはビタミンAも多く、一切れ程度で1日のビタミンA許容量を超えてしまいます。妊娠初期にビタミンAを大量摂取すると、先天異常が発生することがあるので、食べるのは週1〜2回、1食あたり60gくらいにしましょう。ビタミン剤を飲む場合も注意してください。

 ■便秘の予防法を教えてください。
 繊維質を多く摂り、お米や麺類などの炭水化物は少なめに、“高タンパク低カロリー”の食生活が望ましいです。最近、便秘予防にハーブティーを飲む妊婦さんが増えていますが、種類によっては妊婦にとって禁忌(飲んではいけない)の成分を含んでおり、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがあります。また、便秘対策のため、妊娠後期に濃縮プルーンジュースを大量摂取し、胎児水腫(むくみや心臓周囲に水がたまること)が起きたという報告もあります。自然の食品にも、胎児に好ましくない成分が含まれていることを知っておいてください。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ