くまにち メディカルインタビュー
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がん検診編

2012/3/2掲載
 
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2人に1人がかかる“がん” 40歳からのがん検診で早期発見し、治療を
 
PET-CT検診部 副部長
中島 留美氏
現在、日本人の2人に1人はがんに罹患(りかん)すると言われています。どうすればがんを早期発見・治療できるのか、専門医に聞きました。

 ■がんにかかる人が増えているそうですね。
 はい。現在、日本人は男女ともに2人に1人はがんにかかり、3人に1人はがんで死亡すると言われています。さらに10年後には、3人に2人が罹患し、2人に1人が死亡すると予測が出ているほど。しかし、がんを早期に発見し、さまざまな最新治療を行うことで、十分に完治する可能性があります。

 ■早期に発見するには?
 ご自身の健康や体の異変に注意を払うことはもちろんですが、40歳を過ぎたらがん検診を受けることを推奨しています。所属する会社や市町村の検診などで目にしたこともあると思いますが、部位別にさまざまな検診があります。例えば、胃がんであればX線検査、乳がんであればマンモグラフィなど。しかし、部位別検診では、他の部位のがんは発見できません。未検診の部位のがんが進行し、手遅れになってしまうケースも。どのがん検診を受けているのかを把握し、必要な検査を受けることが大切です。全身のがんを一度に検査する方法としては、PET‐CT(ペット)検査があります。

 ■どんな検査ですか?
 専用の薬剤を注射し、がん細胞の代謝や機能を調べることで、がんの存在や広がりが確認できる検査です。ただし、PET‐CTにも見つけにくいがんがあるので、人間ドックなどを組み合わせることをお勧めします。詳しくは専門医にご相談ください。3月24日の市民公開講座でがんの早期発見や最新治療について講演を行います。ぜひ会場へ足をお運びください。



 
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