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歯科編

2012/2/24掲載
 
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外科処置を併用した新しい矯正方法 短い治療期間で理想的な歯並びが可能に
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
近年、ますます選択肢が広がる矯正治療。見た目や治療期間の問題に対応した矯正方法について聞きました。

 ■さまざまな矯正治療が登場しています。
 矯正治療は近年とても技術が進み、患者さんの選択肢が広がってきました。新しい方法では歯の裏側に装置を付ける「見えない矯正」や、取り外し可能な透明のマウスピースを用いて手軽にできる方法があります。歯の表に装置を付ける従来の方法では、白いワイヤーと透明感のあるボタンを組み合わせた、歯の色になじむ装置が登場しています。また、見た目だけでなく、治療期間が長いことへの負担や矯正完了後の副作用も軽減できる方法として最近注目されているのが「コルチコトミー」という手術を併用した方法です。

 ■「コルチコトミー」とは?
 歯根の周囲に筋を入れる外科処置です。装置を付ける前にコルチコトミー手術を行うことで歯の移動が早く進み、治療期間の大幅な短縮が可能になりました。手術は静脈内鎮静法という負担の少ない麻酔を用いて行います。入院の必要はありません。症例によっては、より確実に治療を進めるために、歯の固定源として矯正用インプラントを併用する場合があります。治療終了後は抜去するので跡が残る心配もなく、長い期間にわたって理想的な歯並びの安定が期待できます。手術・矯正用インプラントは別途費用が必要です。

 ■見た目や治療期間がネックになって治療をあきらめていた人も安心してトライできそうですね。
 はい。ただし、コルチコトミーは成人対象の治療法です。子どもの場合は顎の成長に合わせて矯正治療を進めていきます。詳しくは専門医にご相談ください。



 
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