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歯科編

2012/2/10掲載
 
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体への負担少ない義歯(入れ歯)治療 脳の活性化や抗加齢効果も
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
義歯というと“加齢の代名詞”のようなイメージがありますが、脳の活性化や抗加齢効果が期待できる医療機具として見直されています。

 ■義歯が見直されているそうですね。
 最近、インプラントのトラブルがTVで報道され話題となりましたが、義歯はインプラントのように手術をせずに噛(か)む機能を回復できる、体にやさしい治療法です。しっかり噛めるようになるとQOL(生活の質)が向上するだけでなく、認知症や誤嚥(ごえん)性肺炎の予防、また身体のバランスを向上させることから転倒予防にもつながります。最近の脳科学や抗加齢の研究では、義歯がより若々しく生きるための医療器具として認められるようになってきました。

 ■義歯で若々しくなるとは?
 歯の色やほうれい線、口元のシワやタルミを気にして歯科に来院される70代や80代の人が増えています。カラオケやダンス、旅行などの趣味の集まりを楽しまれることが多く、いつまでも若くしていたいという積極的なお気持ちが強いようです。治療の流れとしてはまず、仮の義歯を作って実際に使っていただき、見た目や機能面を調整します。慣れたところで最終的な本義歯に作り替え、歯並びや噛み合わせを再現していきます。

 ■自然な義歯が期待できますね。
 ひと昔前の義歯より材質が進化し、より薄く作れるようになりました。違和感もなく「装着していることを忘れる」と言う方も多いようです。マイナス面ばかりにとらわれず、体にやさしい義歯を活用して若さと健康を維持しましょう。「どうせ入れ歯は…」とあきらめていた方も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。



 
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