くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 婦人科 インタビュー一覧> 婦人科 最前線
 
産婦人科編

2012/1/6掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
「不妊症?」と、気になったら早めの受診を! 治療はご夫婦で主体的に取り組んで
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
赤ちゃんが欲しいけれど、なかなかその兆候が見られない─。そんな悩みを抱えるカップルは10組中1〜2組になると言われています。気になる「不妊症」について聞きました。

 ■不妊症とは?
 一般的には、妊娠を希望しているにもかかわらず、一定期間たっても妊娠しない場合を「不妊症」といいます。その原因は男性側もしくは女性側、あるいは両方にある場合もあります。検査で原因を明確にした上で、不妊治療を進めていくことが必要ですね。

 ■受診すると、どんな検査が行われますか?
 まず「排卵しているか?」「元気な精子はたくさんいるか?」など、妊娠成立に必要な条件がそろっているかを検査します。原因は一つではなく、複数ある場合もあります。その原因を解明し、妊娠しやすい条件を整えるようお手伝いするのが、不妊治療です。

 ■女性の年齢と不妊症は関係がありますか?
 残念ながら、女性の場合は年齢による卵の質の低下が見られ、35歳を過ぎると毎年3・5%ずつ妊娠する力が落ちていくと言われています。そのため、30歳以上で不妊症を心配していらっしゃる人は、早めの受診をお勧めします。また、治療を始めたからといって、すぐに妊娠するわけではないということもご理解ください。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、焦らず、あきらめず、ご夫婦が主体的に治療に取り組むことが重要です。そして何より、「赤ちゃんが欲しい」というお二人の気持ちを大切にしていただきたいですね。心配されていることがあれば、お気軽に専門医にご相談ください。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ