くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2011/12/9掲載
 
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慢性的な「痛み」に要注意 違う場所に原因が潜んでいることも
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
顔面や首、肩の慢性的な痛みに悩んでいませんか? もしかするとその原因には歯科疾患が関係しているかもしれません。「痛み」の原因や治療法について聞きました。

 ■「痛み」の部位と原因が違う場合があるのですか?
 体のどこかに「痛み」があると、痛い部位に原因があると思いがちです。しかし最近では、「トリガーポイント」と言って、痛みが起きている場所とは違うところに根本的な原因が潜んでいることが分かってきました。虫歯がないのに歯や歯肉が痛んだり、CTやMRIなどの検査で異常がないのに肩や首の痛みが続いたりするのが、代表的な例です。中にはちょっとした衝撃で激痛が走り、外出もままならない状態になってしまうこともあります。このようなケースでは医師も原因を特定することが難しく、痛みのことを周囲に分かってもらえないつらさから、うつ症状に陥ってしまう患者さんもいらっしゃるようです。

 ■「痛み」は治るのでしょうか?
 頭頸(とうけい)部に起こる痛みには、かみ合わせの改善が有効な場合があります。並行して、整体や鍼灸、リンパマッサージなどの治療を行い、筋肉の緊張状態をほぐすことも大切です。さらに、「痛み」は患者さんの心の状態とも深く関係しています。強いストレスがかかると交感神経が働き、筋肉は緊張状態となって痛みが現れたり、強くなったりすることもあります。逆に、気持ちが明るくなると、痛みがやわらいだり、早く改善する場合も。顔面や首、肩のつらい痛みが続き「どうせ治らない」とあきらめている患者さんも、歯科でお手伝いできることがあります。治療は自由診療となりますので、詳しくはご相談ください。



 
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