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歯科編

2011/11/4掲載
 
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歯や顎(あご)に痛み感じる「口腔顔面痛」 強いストレスが引き金になることも
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
 なかなか治らない歯、顎、顔などの痛みに悩んでいませんか? 今回は、女性を中心に増えているという「口腔顔面痛」について詳しく聞きました。

 ■「口腔顔面痛」とは?
 歯、舌、顎、顔面、頭部などに起こる痛みの総称で、特徴として多いのは(1)歯や歯肉にジンジンする痛みが続いている(2)歯を抜いても痛みが治らない(3)複数の診療科で検査をしても原因が見つからない─などです。中には、痛みがどんどん強くなったり、首や肩にも痛みが広がったりして、どこが痛いのか分からなくなってしまう場合も。また、慢性的な痛みにより気分が落ち込んだり、夜眠れないなどの症状を併発することもあり、精神安定剤や睡眠薬を服用している患者さんも多いようです。しかし、薬の種類によっては副作用で痛みが余計強くなったり、唾液が出なくなるケースもあります。

 ■「痛み」は治るのでしょうか?
 ストレス等により、歯ぎしり・食いしばりで顎に異常な負担がかかり、痛みを発症したような場合、痛みを取るには「かみ合わせ」の治療とカウンセリングが有効です。その他、リンパマッサージ、漢方、トリガーポイント療法等、いくつもの治療法の中から、一人一人の症状に合わせて治療を行います。ただし、自由診療となります。

 ■治療期間はどれくらいですか?
 症状によって異なりますが、平均して半年くらいの治療期間が必要です。痛みに関しては1〜2回の治療で症状が軽減することもあります。何より、患者さん自身が「治したい」という意欲を持って前向きに治療に取り組むことが早期回復につながります。一日も早くつらい痛みから解放され、元の明るい生活を取り戻していただきたいですね。



 
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