くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 歯科 インタビュー一覧> 歯科 最前線
 
歯科編

2011/10/7掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
歯並びに悩む成人女性や思春期の中高生に… “見えない
 
DAN矯正歯科クリニック
松下 龍之介氏
最近、幅広い年代で歯の矯正を希望する人が増えているそうです。中でも、外から装着器具が見えない矯正法に注目が集まっています。

 ■歯科矯正を希望する女性や思春期の中高生などに、“見えない”矯正法を選ぶ人が増えているそうですね。
 はい。“見えない”矯正法とは、治療中であることが周りからほとんど気付かれない矯正法のことです。矯正器具を装着した状態の見た目を気にして歯の矯正を諦めていた人でも安心して治療に専念でき、「歯並びに自信がないから思い切り笑えない」という成人女性や「子どもに矯正を勧めたいけど器具が目立つのを嫌がっている」という中高生のご両親からの相談も少なくありません。その場合は、“見えない”矯正法をご提案しています。

 ■詳しく教えてください。
 「舌側矯正法」や「マウスピース矯正法」などです。「舌側矯正法」は歯の表面ではなく、裏側に矯正器具を装着するため、周りからほとんど器具が見えません。また、歯の表面に矯正の跡が残らず、矯正中でも表面のホワイトニングができるので、審美性をさらに高めることができます。一方、「マウスピース矯正法」は、取り外し可能な透明のマウスピースを自宅で2週間に一度交換しながら少しずつ歯を動かしていく治療法です。食事や歯磨きも普段通り行えて衛生的。プラスチック素材なので、金属アレルギーの人も安心して装着できます。どちらの矯正法も、周りに治療中であることがほとんど気付かれないので、患者さんの精神的負担はずいぶん軽減されるでしょう。

 ■治療前に治療後の歯並びの変化を確認することはできますか?
 はい。患者さんの顔写真を使ってコンピューター上でシミュレーションしたり、矯正後の歯並びを模型で再現します。また、矯正中も患者さんの要望を聞き、随時修正しながら矯正を進めていきます。

 ■受診時の注意点は?
 “見えない”矯正法は、専門のシステムや技術、経験が求められます。矯正を希望する人は、複数の専門機関でカウンセリングを受けるなど十分な説明を受け、納得されてから治療を開始しましょう。治療法や費用面など、不明な点はお気軽にお尋ねください。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ