くまにち メディカルインタビュー
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泌尿器科編

2011/10/7掲載
 
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かえって悪化することもある排尿障害 専門医で的確な診断を受けましょう!
 
鶴田病院 医師
川畑 幸嗣氏
尿が出にくい、尿がもれるなど、年齢とともに悩まされる人も多い排尿障害。同じ排尿障害と言っても、その原因、症状や治療法はさまざまです。詳しく話を聞きました。

 ■排尿障害とはどのような病気ですか?
 尿が出づらい、残尿感がある、頻尿、尿が漏れるなど症状はさまざまです。男性に多い原因が「前立腺肥大症」。前立腺が肥大することで、排尿障害を引き起こします。一方女性では、「神経因性膀胱」があります。何らかの原因で大脳や脊髄から膀胱に指令が伝わらず、排尿障害が起こるというものです。

 ■長期にわたって悩んでいる人も多いと聞きました。
 排尿障害は慢性的な疾患で、継続的な治療が必要です。ただ継続的に治療を行っていても、症状に改善がみられない場合は、的確な治療となっていない可能性もあります。特に自己診断で市販の薬を服用し、かえって症状が悪化してしまうというケースもあります。また、泌尿器科の受診に抵抗があるという方も多く、専門医による的確な診断を受けられていない場合もあるようです。

 ■的確な診断とは?
 まずは問診を行い、どういった症状が問題なのかを探ります。その上で、超音波で膀胱の状態や残尿・骨盤内の血流を検査。そして検尿や尿流検査などを組み合わせることで、的確な診断ができます。排尿障害の治療法は薬や手術など多岐にわたるため、専門的な知識と経験が要されるのです。排尿障害で悩まれている方は、まずは専門医できちんとした診断を受けることが大事ですね。



 
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