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歯科編

2011/3/4掲載
 
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ジルコニアインプラントで白く自然な歯に 口元をトータルに美しくする新治療も
 
翼ハロー歯科診療所 理事長
長 也寸志氏
“第3の歯”とも言われるインプラント。最近では、失った歯を補うだけでなく、口元全体を美しく健康的にしたいと希望される方が増えているそうです。インプラントを中心とした審美治療について聞きました。

 ■インプラント治療を検討される患者さんが増えているそうですね。
 確かに、患者さんの間でインプラント治療への知識が高まっています。歯を抜いたり、ブリッジや義歯への治療を考える際は、始めからインプラントを選択肢の中に入れられている人が多いですね。多くの人は健康面だけでなく、機能性や見た目も重視されているようです。安全性、安定性、審美性など、求められるものが多方面に渡っています。

 ■審美性とは?
 完成した時の「美しさ」「白さ」「透明感」「強度」などの総称で、性別や年齢問わず、「白い歯がいい」と希望される患者さんが多いですね。新しい素材としては、ジルコニアセラミックスが注目されています。

 ■ジルコニアセラミックスについて教えてください。
 「白さ」「透明感」「強度」の3つの長所を併せ持つ素材と言えます。ジルコニアは、スペースシャトルの断熱保護材やF1のブレーキ、人工関節の球状骨頭部にも使用されるなど、強い負荷に耐えることが確認されており、医療から工業の分野まで、幅広く用いられている素材です。金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がなく、金属によって起こる歯肉の着色もありません。歯垢が付着しにくいので、歯周病予防になるという特徴もあります。

 ■自然な白い歯だと、口元にも自信が持てそうですね。
 インプラント治療により、食べたいものを何でも食べられるようになると、お化粧やおしゃれにも積極的になられる人が多いですね。さらに、残っている自分の歯の色や、口の周りのシワ、たるみを気にされる人もいらっしゃいますよ。

 ■歯科でも口元のシワやたるみの治療ができるんですか?
 ヒアルロン酸注入は、実は歯科の分野でも可能です。ヒアルロン酸とは、人間の皮膚細胞の中にもともとある成分で、年齢とともにどうしても減少します。気になる口元に注入することにより、潤いや張りを高めて弾力性を出してくれます。外科手術を伴わず、ダウンタイム(回復にかかる時間)がないのも特長です。歯を失って痩せた歯ぐきの治療にも用いられます。詳しくは専門医におたずねください。



 
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