くまにち メディカルインタビュー
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消化器内科編

2011/2/4掲載
 
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増える女性の大腸がん 寝ている間の検査で抵抗感を軽減
 
服部胃腸科 医師
後藤佐代子氏
日本内科学会認定
総合内科専門医
年々増加している女性の大腸がん。「恥ずかしいから…」と受診をためらい、症状が表れた時にはがんが進行していることも。早期発見につながる検査の大切さについて聞きました。

 ■大腸がんに罹(り)患する人が増えているようですね。
 近年、男女ともに大腸がん患者の数は増え続け、近い将来、部位別がんのトップになると予想されています。特に女性は、恥ずかしさから検査に抵抗がある人が多く、出血や腹痛、便通異常などの症状となって表れた時には手遅れというケースも少なくありません。しかし、大腸がんは早期に発見すると高い確率で治る病気です。そのためにも、定期的な検査をおすすめします。

 ■家族にがんになった人がいると罹患する確率が高いと聞きます。
 両親やきょうだいに、40歳以下でがんになった人や大腸ポリープが見つかった人がいれば確かに要注意です。しかし、むしろ「毎日便が出ているから大丈夫」「便秘の経験がないから病気にはかからない」と過信し、検査を受けないほうがより危険です。検査は、できれば2年間は連続して受け、何も異常がなければその後は3年間隔で受診されればよいと思います。

 ■大腸の内視鏡検査は、どのくらい時間がかかりますか?
 検査前に、下剤を飲んで腸をきれいにします。時間がない人などは、自宅で下剤を飲んで来ることも可能です。何も異常がなければ、検査だけで10分〜15分。麻酔を使うので痛みを感じることなく、寝ている間に受けることができます。ポリープが見つかればその場で切除することもできるので、再来院する必要はありません。気軽に受診してほしいですね。



 
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