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耳鼻いんこう科編

2011/2/4掲載
 
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花粉飛散量は昨年の約1.5倍! 早期治療で重症化を回避
 
田崎橋耳鼻咽喉科クリニック 副院長
梶原 薫子氏
花粉が飛ぶ季節になりました。熊本では今年、昨年の約1・5倍の飛散量が予測されており、新たに花粉症にかかる人も増えそうです。治療法や家庭でできる対処法について聞きました。

 ■花粉症の人には受難の年になりそうですね
 昨夏の猛暑の影響で、今年は花粉が大量に飛散すると言われています。地域によっては昨年の6〜10倍、熊本では約1・5倍と予測されています。鼻水が出るため、風邪と思い治療を進めてもなかなか治らないときは、花粉症を疑ってください。主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどです。風邪と大きく違うのは、のどの痛みや発熱がなく、サラサラした水っぽい鼻水が続く点です。

 ■花粉症の治療法は?
 鼻腔内の所見と鼻水の検査でアレルギーと診断することができますが、さらにアレルギーの原因の検査を行うと、より効果的な治療ができます。治療はそれぞれの症状に合わせて、抗アレルギー薬に点鼻スプレーや目薬などを組み合わせます。花粉症は放っておくと重症化し薬が効きにくくなる恐れもあるので、「もしや?」と思ったら早期の治療をおすすめします。

 ■家庭でできる対処法はありますか?
 一番大切なのは、花粉に触れないことと、家に持ち込まないことです。外出するときは、マスク、めがね、帽子、ストールなどで花粉をブロックし、帰った後の手洗い、うがい、洗顔を徹底しましょう。また症状を抑えるには、部屋の湿度を50〜60%くらいに保つのも効果的です。一日の中で最も飛散量が多いとされる午後1時〜3時の外出を避けるのもよいでしょう。



 
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