くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2010/12/3掲載
 
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噛み合わせのズレからくる頭痛、肩こり 生活習慣の見直しで早期改善へ!
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
近年、女性に増えているという「口腔顔面痛」。その症状や対処法などについて聞きました。

 ■「口腔顔面痛」について教えてください。
 噛(か)み合わせが悪いことから筋肉や神経がこわばり、口腔や顔面を中心に痛みを引き起こす病気です。特に女性に多く見られ、頭痛や肩こり、冷え、疲労感、睡眠障害、生理痛、生理不順など、全身にさまざまな症状を伴う場合があります。無理を重ねると、痛みが全身に広がってしまうこともあるので注意が必要です。

 ■対処法はありますか?
 痛みなどの症状を和らげるにはまず、体を温めて筋肉のこわばりをほぐすことが大切です。湯たんぽで、太ももの前面、お腹、お尻、上腕の後ろなど、大きな筋肉を中心に部位を変えながら温めましょう。日中しっかり体を温めておくと、夜の眠りもスムーズになると思います。東洋医学的な方法ですが、肌を乾燥させることが少なく、手軽に実践していただける有効な対処法です。

 ■痛みを根本から治療するには?
 微弱電流治療器やマッサージ、鍼きゅうなどの治療と、痛みを引き起こす原因となる、かみ合わせ改善の治療を組み合わせて行います。また、悪い姿勢や足を組むといった癖が噛み合わせのズレを引き起こす原因になりますので、生活習慣の見直しも必要です。例えば体を温める、良い姿勢を意識する、よく噛んで食べる、早寝早起きをするなど、患者さんが主体となって根本から原因を取り除いていくことで、より早い改善が期待できるでしょう。「治らない」とあきらめないで、まずは一歩踏み出すことが大切です。詳しくは専門医にご相談ください。



 
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