くまにち メディカルインタビュー
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耳鼻咽喉科、アレルギー科編

2010/11/12掲載
 
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時季問わず増加するアレルギー性鼻炎 症状やライフスタイルに合った治療を
 
江津耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック 院長
佐生秀幸氏
スギ花粉の時季でもないのに鼻がぐすぐす…。1年を通してアレルギー性鼻炎に悩む人が増えているようです。原因や最新の治療法について聞きました。

 ■アレルギー性鼻炎の患者さんが増えているそうですね。
 アレルギーの発症には複合的な要因がありますが、以前よりアレルギー性鼻炎の患者さんは増えていますね。スギ花粉症の患者さんだけでも10年前より10%増えています。

 ■これまで何ともなかったのに突然、発症したケースもあるとか。
 そういう人はアレルギーの原因物質に反応する免疫物質が、発症前から少しずつ体内で産生されています。原因物質に長年触れ続けることで免疫物質が増え、ある量を超えると急に症状が出てくるんですよ。

 ■どんな治療法がありますか?
 基本は薬物治療です。しかし、薬だけでは効果不十分な人には、鼻のレーザー治療や減感作(げんかんさ)療法などがあります。レーザー治療は、一度行えば半年から数年の効果が期待でき、その間の通院回数や薬の服用が少なくて済むというメリットがあります。会社や学校を休めないという人におすすめですね。減感作療法とは、治療エキスを皮下注射することで、体質そのものを変えていく治療法です。場合によってはアトピーやぜんそくなど他のアレルギーも軽くなる効果が期待できるのですが、3年ほど治療を続けることが必要です。長い期間、薬を続けるよりは、体質から治して薬を減らしたいという人に適した治療法と言えるでしょう。それぞれの症状やライフスタイルに合った治療を行うことが大切です。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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