くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2010/11/12掲載
 
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外から見えない「舌側(ぜっそく)矯正法」 患者の精神的負担を軽減し、美しい口元へ
 
DAN矯正歯科クリニック
松下 龍之介氏
就職や結婚に備えて矯正を希望する人が増えているそうです。矯正中も外から装着器具が見えない「舌側矯正法」について聞きました。

 ■矯正を希望する人が増えているそうですね。
 以前は、歯並びが悪いと虫歯や歯周疾患を起こしやすいということや、顎(あご)の骨の成育に支障が出る、咀しゃく機能や発音などに影響が出る、ということなどが矯正治療を行う理由の多数を占めていました。しかし、最近は歯並びの悪さがメンタル面にも大きく影響してしまうということから、社会人や就職、結婚を控えた人も矯正を希望される場合が増えていますね。

 ■ただ、矯正中の見た目を気にして、躊躇(ちゅうちょ)している人もいるようですが?
 そうですね。歯並びは気になるけれども、矯正は長期間にわたって歯の表面に矯正器具を着けなければならないので、「大きな口を開けて笑えない」などの、精神的な負担があるという患者さんもいらっしゃるようです。そんな患者さんのために、「舌側矯正法」という、外からは見えない矯正方法が行われるようになり、注目を集めています。

 ■「舌側矯正法」について詳しく教えてください。
 舌側矯正法は歯の表面ではなく、歯の裏側に矯正器具を装着するもので、外から矯正していることがほとんど分かりません。そのため、患者さんは治療中の見た目が気になるという精神的負担から解放されることになります。また、歯の表面に矯正の跡も残りません。さらに、矯正中でも表面のホワイトニングができるので、審美性も同時に高めることが可能です。ただし、歯の表側の矯正に比べると高度な技術を要する分、いくらか費用が高くなりますので、その点は考慮が必要ですね。

 ■受診時の注意点は?
 舌側矯正法は表側矯正法とは異なる技術、システム、経験が必要とされ、また、治療が始まれば長いお付き合いにもなります。ただ安易に費用や立地等でクリニックを選択されるのではなく、複数でカウンセリングを受け、十分な説明を聞かれた上で、納得されてから治療を開始していただければと思っております。



 
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