くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2010/11/5掲載
 
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脱毛、シミ取り、肝ぱんにも 医療レーザーで効果的な治療を
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
痛みが少なく、脱毛効果が高いことで人気の医療レーザーは、シミ・肝斑(かんぱん)にも効果的なのだそう。詳しい治療法について聞きました。

 ■医療レーザー機器を使って脱毛をする人が増えていますね。
 最新の医療レーザー「ロングパルスYAGレーザー」では、より深部までレーザーエネルギーを伝達することが可能なため特にワキ、ビキニラインの脱毛に利用することが増えています。冷却ガス噴射機能も備えていますので、痛みもほとんどなく、肌にダメージを与えず、発毛組織を処理することが可能です。肌質や毛穴の開きの改善にも効果があります。両ワキなら治療時間は約5分程度です。そのほか、男性のヒゲなど、毛根が深部に存在する毛にも効果的です。「朝剃っても、夕方には青々としたヒゲが伸びている」と悩んでいる方が、ヒゲ脱毛を希望することも多いようです。

 ■シミ取りでは、1回のレーザー照射で効果が得られるそうですね。
 シミの種類によっても異なりますが、1回の照射でもシミ、ソバカスの改善が期待できます。また、レーザーが真皮層の細胞も刺激するので、コラーゲンが増生し、弾力のある皮膚やキメ、ハリやくすみといった総合的な肌質の改善が期待できます。

 ■最近は、肝斑(かんぱん)治療にもレーザーが使われているとか。
 これまでは、肝斑(かんぱん)にはレーザー治療は禁忌とされていましたが、新しい治療法として「レーザートーニング」が注目されています。今までの肝斑治療で、改善しなかった方にも効果を発揮します。肌の中に滞留しているシミの原因であるメラニンを少しずつ壊していくことで肝斑を改善していきます。詳しくは、専門医にご相談ください。



 
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