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歯科編

2010/10/1掲載
 
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かみ合わせのズレから起こる「口腔顔面痛」 口を開けるときの違和感に要注意!
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
口腔や顔面に痛みを感じる「口腔顔面痛」。その症状や原因などについて詳しく聞きました。

 ■「口腔顔面痛」とはどのような症状ですか?
 口腔内をはじめ、顎(あご)やこめかみ、耳周辺、首、肩などに慢性的な痛みがあり、頭痛や肩こり、腰痛などの症状を伴う場合もあります。血液検査、レントゲン、CTなどの検査をしても異常が見られないのが特徴で、つらい痛みがストレスとなって、うつ症状や睡眠障害などを引き起こす人もいらっしゃるようです。

 ■なぜ、このような痛みが起こるのでしょうか?
 症例の多くは「かみ合わせ」が関連していると考えられます。部分的な歯科治療や歯ぎしり、食いしばり、姿勢などのクセによって左右のかみ合わせにズレが生じると、顎の筋肉に負担がかかってしまいます。それによって痛みが起こり、さらに首や肩などにも痛みが広がってしまう場合があるのです。簡単に言えば、筋肉痛と同じような状態なのですが、痛みの原因がどこにあるのか分からず、複数の診療科を転々として「治らない」とあきらめている人も少なくありません。

 ■かみ合わせと関連性があることを見分けるポイントはありますか?
 口が開かない、口を開けたときにジャリジャリ・ポキポキ音がする、顎にだるさ・違和感があるという場合は、かみ合わせが正常でない可能性があります。こうした場合には、かみ合わせを修正することで、つらい痛みや肩こり・頭痛といった不快な症状を改善できることもあります。気になる症状があれば、早めに専門の医師にご相談されることをお勧めします。



 
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