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美容外科編

2010/7/9掲載
 
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ワキからの嫌な臭いや目立つ汗じみ… ワキガ・多汗症の治療で悩みを解消
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
夏本番。日中は暑い日差しとじめじめとした梅雨の湿気で、汗ばむ毎日が続きますね。汗じみやワキからの嫌な臭いは、制汗スプレーなどではなかなか防げないもの。いま注目のワキガ・多汗症治療について聞きました。

 ■バスのつり革を握った時など、ふとした時に汗じみや、ワキからの臭いが気になります。
 汗じみやワキからの臭いは、アポクリン腺やエクリン線といった汗腺からの分泌液が関係しています。そこでワキガや多汗症の治療では、これらの汗腺を除去したり、汗腺の働きを抑制したりして、分泌液の量を少なくします。

 ■治療法は?
 まずは汗腺自体を取り除く「ローラークランプ法」について説明します。これはカニューレという細い管をワキの付け根1カ所から挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら、汗腺を吸引する方法です。管は2〜3oと細く、挿入口には傷跡保護器具を使用するので、他の方法と比べて、より小さな傷跡で済み、傷跡も目立たなくなります。管は毛根組織に達するため、脱毛効果も期待できます。手術は約30分で終了し、入院の必要はありません。

 ■他の方法も教えてください。
 汗腺の働きを抑制する「ボトックス注入法」では、注射器を用い、ワキの数カ所にボトックスという薬液を注入します。それにより、副交感神経の働きが弱まり、末梢神経からの命令が汗腺に伝わりにくくなって、汗腺から出る分泌液の量を抑えることができます。治療時間は約10分で、効果は半年から1年程度です。いずれの方法も、臭いや汗の程度によって向き、不向きがありますので、まずは専門医へご相談ください。



 
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