くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2010/5/14掲載
 
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これから気になるワキガや多汗症 1人で悩まず気軽に専門医へ相談を
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
日中のジリジリとした日差しにだいぶ汗ばむようになりました。屋外はもちろん、バスや電車など混み合う車内などでもワキからの汗や臭いが気になる…という人も多いのでは。今回はワキガ・多汗症について聞きました。

 ■夏でなくてもワキガや多汗症の相談はあるのですか。
 無臭が好まれるようになった最近では、季節を問わず相談があります。臭いが気になるため、実際はワキガでないのに自分でそうだと思いこんでいるケースや、大量に汗をかく時期だけ臭うケース、また、明らかにワキガだとわかるケースなどがあります。まずは、臭いや汗の程度をしっかりカウンセリングすることが大切です。

 ■どのように治療するのですか。
 ワキガや多汗症は、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺が原因です。そこで、副交感神経の働きを弱めて末梢神経からの命令を汗腺に伝わりにくくするための薬品を注入します。これは注射器を用い、ワキの数カ所にボトックスという薬液を注入する治療法です。効果は半年〜1年程度で治療時間は約10分。当日のシャワーや入浴も可能です。

 ■より効果が続く治療法はありますか。
 汗腺自体を取り除くローラークランプ法なら、より効果が持続します。2〜3oほどのカニューレという管を使用し、アポクリン腺やエクリン腺を除去します。保護器具を使いながら行うので傷跡もほとんど目立たず、管は毛根組織に達するため、脱毛効果も期待できます。手術は約30分で終了します。入院の必要はありません。臭いや汗の程度は自分では判断が付かない場合もありますので、まずは専門医へご相談ください。



 
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