くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 消化器外科 インタビュー一覧> 消化器外科 最前線
 
消化器内科編

2010/4/23掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
女性にも増加している大腸がん 早期発見により高確率で治ります
 
服部胃腸科 医師
後藤佐代子氏
日本内科学会認定
総合内科専門医
部位別のがんで近年、増加している大腸がん。女性は恥ずかしさから受診が遅れがちになるため、まずは検査を受けることが大切です。

 ■女性に大腸がんが増えているのでしょうか。
 大腸がんは近年、男女ともに増加しているがんです。特に女性は「検査を受けるのが恥ずかしい」との理由で受診が遅れることが多く、自覚症状が出た時はかなり進行した状況になっています。しかし、大腸がんは早期発見の場合、高い確率で治りますので、決して恐れる必要はありません。

 ■大腸がんになりやすいタイプや予防法などはありますか。
 よく聞かれますが、大腸がんの原因は、まだはっきりしていません。肥満や便秘などとの関連はよく言われていますが、やせ型や、便通に問題のない人が「自分は大丈夫」と思い込む方が危険です。また、食物繊維や野菜、果物を摂取すれば防げるという考えも、データ的には、まだ不確実です。予防効果があると認められているのが運動です。適度な負荷で有酸素運動を行うこと、例えばジョギングやウオーキング程度で十分です。ご家族の中に50歳未満発症の大腸がん、大腸ポリープがある場合は、たとえ若い方でもぜひ、検査を受けてほしいですね。

 ■検査について教えてください。
 便潜血検査、注腸造影検査、内視鏡検査があり、最も精度が高いのが大腸内視鏡検査です。麻酔を使用するため、ほとんどの方は眠った状態でラクに受けられます。もしポリープが見つかった場合は、当日に切除することも可能で、検査の所要時間は10〜15分ほどで済みます。大腸内のため痛みを感じることはありません。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ