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| 日差しも暖かくなり、少しずつ春の陽気に近づいていますね。この季節、太陽が降り注ぐ屋内や車内では、ちょっと汗ばんだりすることも。汗をかくと、男女問わず自分の臭いが気になりますよね。これからだんだん相談が増える、ワキガ・多汗症の治療について伺いました。 |
| ■ワキの臭いや汗は、どのようにして発生するのでしょうか? |
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| ワキにはアポクリン腺という汗腺が多く存在します。アポクリン腺から分泌される汗自体は無臭なのですが、汗に含まれているタンパク質や皮脂を皮膚常在菌が化学分解するため、その時に発生する臭いがワキガの原因となるのです。 |
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| 無臭が好まれる昨今では、ご自身でワキガだと思いこんで来院される方もいらっしゃいます。まずはカウンセリングで臭いの程度をチェックし、治療法を決めていきます。汗の量や強い臭いが気になる場合は、ローラークランプ法で治療していきます。これは、カニューレという2～3㎜の細い吸引棒を使って皮膚のすぐ下にあるアポクリン腺などを除去する方法です。傷跡保護器具を使ってワキの付け根1カ所に挿入するので、傷跡もほとんど目立たないのが特徴です。手術は30分ほどで終了し、入院は不要ですが、術後3～4日は患部を安静にする必要があります。この手術では毛根部分にまで達するので、脱毛効果も期待できます。 |
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| ■忙しくて時間が取れない場合など、より短時間でできる方法はありますか? |
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| ボトックスという薬品を注射器でワキの下に注入する方法では、施術時間が10分程度です。この薬品は汗腺の活動を抑制する働きがあり、施術後半年～1年間は効果が持続します。臭いや汗が気になる場合は、専門医へご相談ください。 |
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