くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症

2010/1/30掲載
 
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傷が目立たないワキガや多汗症の治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
屋内外の温度差が激しいこの季節、外は寒いからと着込んで出掛けたはいいものの、建物の中は暖房が効いていて汗ばむ、なんて人も多いのではないでしょうか。冬でも気になるワキガや多汗症の治療について伺いました。

 ■冬でもワキガや多汗症に関する相談は多いのですか。
 暖房の中などで汗ばんで、体臭や汗じみ、黄ばみを気にする方は多いですね。また、これから春に向けて暖かくなると汗をかきやすくなるからと相談に来られる方も多くなってきます。

 ■どのように治療するのでしょうか。
 まずは臭いの程度を診断します。症状が目立つケースはもちろん、ご自身でワキガだと思いこんでいるケース、またその逆で、自分の体臭に気づかないケースもあります。臭いが強く、汗の量も気になる場合は手術を行います。その際はローラークランプ法が適しているでしょう。

 ■それはどのような治療法ですか。
 皮膚のすぐ下にあるアポクリン腺やエクリン腺といった臭いのもととなる部分を、脇の付け根1カ所に挿入したカニューレで除去します。これは2〜3oと細い吸引棒で、傷跡保護器具を使用するので、術後数カ月で傷跡もほとんど目立たなくなります。手術は30分程度で終了し、局所麻酔をするので痛みもほとんどありません。入院は不要ですが、脇を激しく動かさないなど術後3〜4日間は患部を安静にする必要があります。

 ■ほかの治療法はありますか。
 汗腺の活動を抑制する“ボトック”という薬品を、注射器で脇の下へ注入する方法があります。施術は約10分で終了し、術後半年〜1年間は効果が持続します。まずは専門医へご相談ください。



 
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