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歯科治療最前線 顎(がく)関節症

2009/12/12掲載
 
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極度のストレスや緊張が原因の一つ
 
かどおか歯科医院 院長
角岡 秀昭氏
最近、若い女性を中心に増えているとされる歯科疾患「顎関節症」。症状と治療法について詳しく聞きました。

 ■顎関節症とは、どのような症状ですか?
 顎関節症は、かみ合わせとあごの筋肉のバランスが悪いために起こる症状です。三大兆候として「口が開かない」「口を開けるとポキポキ、ジャリジャリ音が鳴る」「あごに痛みがある」が挙げられます。症状の表れ方には個人差があり、もともと顎関節症の因子があっても自覚症状がない場合も多く、極度のストレスや緊張が引き金になって突然、表に出てくることがあります。

 ■ストレスも原因の一つになるのですか?
 そうですね。例えば身内に不幸があったり、d事や人間関係に悩みがあるなど、極度のストレスを抱えている状態の時は、無意識に歯をかみしめがちになります。この“かみしめ

 ■症状が出た場合、治療はどのように行われますか?
 症状が軽い場合は低周波の機械を当てて、あごや顔面の筋肉の緊張をほぐします。それでも改善しないときや日常生活に支障を来す場合は、かみ合わせを矯正するためのマウスピースを装着する本格的な治療が必要になります。また、はっきりとした症状はないものの、口腔内に違和感があるという方は「心身症」の可能性も考えられます。その場合、心療内科でのケアが有効と言えるでしょう。顎関節症の診断は歯科の中でも複雑になりますので、詳しくは専門医にご相談ください。



 
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