くまにち メディカルインタビュー
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産科・婦人科最前線 不妊治療

2009/12/5掲載
 
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喫煙も原因に。日常生活の見直しを !
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
不妊症を心配する人の中には、普段の生活をどのように過ごせばよいのか、気にしている人も多いようです。日常生活での注意点を聞きました。

 ■喫煙は不妊症の原因になりますか?
 女性の場合、一日に1〜10本タバコを吸う人は吸わない人に比べて約10%、10本以上吸う人は約15%が妊娠しにくくなるという調査結果が出ています。男性は、精子の数の減少や運動能力の低下といった精液の状態悪化だけでなく、性機能面にも影響を及ぼすことが報告されています。同居されているご家族の喫煙も全く無関係ではないと思われますので、周囲の理解や協力をお願いしたいですね。

 ■喫煙以外に、日常生活の中で注意することは?
 まずは飲酒ですね。1週間に4日以上、アルコール総量で96g以上の飲酒(ワインボトル1本、ビール350ミリリットル缶8本程度)をする人は、酒を飲まない人に比べて、不妊症の原因となる排卵障害や子宮内膜症になりやすいというデータがあります。そのほか、BMI(※)の数値が27以上の太り過ぎ、17以下のやせ過ぎの場合、ホルモンバランスが崩れ、妊娠の可能性が低くなることも指摘されています。不妊には、身体的・精神的側面のほか、普段の生活習慣や嗜(し)好など、さまざまな要因が関係します。いま一度、自身の生活を見つめ直し、不妊症の原因になると思われるものはできる限り避けてほしいですね。詳しくは専門医にお尋ねください。 ※BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m) ■不妊治療教室 12月20日(日)午後1時から開催。参加無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ。



 
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