くまにち メディカルインタビュー
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がん治療最前線 高濃度ビタミンC点滴療法

2009/11/21掲載
 
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自然治癒力を妨げない、がん治療
 
松田医院 和漢堂 院長
松田 史彦氏
日本東洋医学会認定漢方専門医、日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、元崇城大学薬学部非常勤講師
がんによる死亡が日本人の死因のトップとなっていますが、最近、体にやさしいがんの治療法として、高濃度ビタミンC点滴が注目されています。詳細を聞きました。

 ■高濃度ビタミンC点滴療法とは。
 数十年前にアメリカで始まった治療法で、日本でも近年、徐々に広がりつつあります。具体的には、がんや悪性リンパ腫の患者さんに、1週間に1〜2回程度、血中濃度を測定しながらビタミンCを大量(50〜100g)に点滴します。これは「ビタミンCは一定の血中濃度でがん細胞を死滅させるが、正常な細胞には影響が少ない」というビタミンCならではの特性を生かした治療法です。通常、漢方やビタミンサプリメントを併用しながらの治療となります。

 ■どんな効果が期待できますか。
 従来の手術、抗がん剤、放射線治療だけではどうしても免疫力、体力が低下します。ビタミンC点滴を併用することで免疫力を維持し、体力の低下を防ぐことが可能となります。抗がん剤などを使いたくない患者さんには、メインの治療となることもあります。自然治癒力を妨げず、副作用がほとんどないことが特徴で、QOL(生活の質)を保ちながら、がんの治療が続けられるということで期待されています。

 ■治療する際に注意することは。
 自由診療となりますので、しっかりと説明を受け納得した上で治療をお受けください。また身体の状態によっては、治療が適用できない場合もあります。 ◆「高濃度ビタミンC点滴療法とがんの代替療法講演会」 12月12日(土)16時半〜19時、参加無料。松田医院 和漢堂院内で。要電話予約、定員30名。(問)【電話】0964(28)3331



 
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