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内科最前線 点滴療法

2009/11/20掲載
 
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代替補完医療として幅広い疾患に対応
 
 

米国では、幅広い医療の現場で行われている点滴療法。わが国でも、グルタチオン点滴療法やEDTAによるキレーション療法などの点滴療法が注目されているそうです。

 ■点滴療法について教えてください。
 欧米では、代替統合医療や抗加齢医療などの幅広い現場で点滴療法が行われているほか、がんや心筋梗塞、パーキンソン病などにおいても臨床研究が行われています。がんの代替医療「超高濃度ビタミンC点滴療法」も代表的な点滴療法の一つです。

 ■他にはどのような点滴療法がありますか。
 「グルタチオン点滴療法」は、震えや嚥下(えんげ)障害、歩行障害などのパーキンソン病の症状の改善が期待できる治療法として注目されています。強力な抗酸化作用による解毒効果を出すには、高濃度の点滴治療をおすすめします。

 ■EDTAによる「キレーション療法」とは。
 EDTA(エチレンジアミン四酢酸)という合成アミノ酸を点滴する治療法です。動脈硬化で硬くなった血管を柔らかくするなどの効果が期待でき、実際に壊疽(閉塞性動脈硬化症)の方が足の切断を免れた事例もあります。もともと鉛中毒症の治療として登場したもので、人体に蓄積して体調不良などの原因となる水銀や鉛などの有害な重金属を体外に排出し、血管や細胞の新陳代謝を促します。

 ■治療を受ける際の注意点はありますか。
 腎機能が低下している人や心不全のある人には適用できません。また治療を行う際は、必要な血液検査を行いながら、体重、腎機能の検査値をチェックし、患者さんに合わせた点滴を行います。いずれも保険外診療になります。詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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