くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 歯科 インタビュー一覧> 歯科 最前線
 
歯科治療最前線 歯牙欠損

2009/11/14掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
虫歯をそのまま放置すると…
 
リコデンタルクリニック院長
神ア 理子氏
若い人を中心に、治療途中の歯をそのままにしていたり、虫歯の根っこだけ残っているケースが少なくないそうです。そのまま放置すると、どうなるかを聞きました。

 ■若い患者さんの中に、歯牙欠損の(歯がない)ケースがあるそうですね。
 歯の治療途中のまま放置して悪化したケースや、歯が1本なくなったままという症例を何例か見ています。若い方で歯を失う原因としては、虫歯をそのまま放置したことで悪化し、やがて割れたり折れたりしてしまったケースや、事故や打撲により失う場合などが挙げられます。

 ■欠損をそのままにしておくとどうなりますか。
 たかが1本の歯と思われるかもしれませんが、そこから全体の歯列のバランスが崩れたり、虫歯や歯周病が悪化したり、かみ合わせにも影響が出てきます。根っこが残っている場合は、そこに汚れがたまって、虫歯ができやすくなったり、歯周病が悪化したりするのです。抜けた歯を補う方法としては、ブリッジやインプラントなどいろいろな方法があります。それぞれ、メリットやデメリットがありますので、専門医と相談しながら、その方の歯の状態やご希望に合った治療法を選ばれるとよいでしょう。

 ■最近は歯周病の低年齢化も進んでいるとか。
 はい。歯周病の原因はいろいろですが、歯牙欠損が原因になることもあります。1本の欠損と言えど、治療を放置したり、歯が抜けたままにせず、きちんとかめる状態をなるべく維持するようなケアをする習慣をつけていきましょう。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ