くまにち メディカルインタビュー
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形成外科治療最前線 眼瞼下垂(がんけんかすい)

2009/7/25掲載
 
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目元の手術で目の疲れや肩こりを解消
 
サンロードクリニック院長
プリンヤ吉里氏
目を二重にしたり、目頭を切開したり、美容面からの目元の手術はよく知られています。しかし、最近は機能面からも目元の手術を受ける人も増えているそうです。詳しくお話を聞きました。

 ■目の疲れや肩こりなどから、目元の手術を受ける人が増えているそうですね。
 長期のコンタクトレンズ使用によって生じることがある眼瞼下垂(がんけんかすい)という病気です。先天性や老齢も誘因として考えられます。まぶたの開きが不十分で、視野が狭く、その結果、目に負担がかかってしまいます。治療は、局所麻酔後、まぶたの筋肉を引き上げる手術を行います。治療後、頭痛や肩こりが軽減した、視野が広くなった、気分が明るくなったという声もあるようです。なお、治療は保険が適応されます。

 ■老齢でまぶたの皮膚がたるむ皮膚弛緩症もあるそうですね。
 目の周りの皮膚は薄く、老化が早い部分です。目を開けていてもまぶたがかぶさって視野が狭くなり、おでこや眉間にしわを寄せて物を見るようになってしまいます。これは伸びた皮膚を取り去ることで、ずいぶん改善します。手術は局所麻酔後、余分な皮膚や脂肪を切除する方法です。機能面がアップするだけでなく、目が大きく見えるため、美容面でも喜ばれる方が多いようです。

 ■二重まぶたにする手術も、美容面以外のメリットがあるとか。
 眼瞼下垂ではないですが、二重にすることで視界が広がると手術を受けられる人もいるようです。黒目がはっきり見えるので印象も良く、女性に限らず営業職や面接の予定がある人も、相談に来られることがあります。目元で悩まれている方は、一度専門医に相談されるとよいでしょう。



 
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