くまにち メディカルインタビュー
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がん治療最前線 がん遺伝子治療

2009/7/11掲載
 
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抑制遺伝子導入で、がんの増殖を制止!
 
藤岡医院副院長
藤岡 靖也氏
遺伝子レベルでがんの治療を試みる「がん遺伝子治療」が注目されています。詳細をお聞きしました。

 ■がん遺伝子治療とは?
 がんは、細胞内の遺伝子の傷害が原因で発生します。がん遺伝子治療では、がん細胞は「がん抑制遺伝子」の異常が多く見受けられることから、正常な「がん抑制遺伝子」を、がん細胞内に送り込み、がんを抑え込もうという治療法です。

 ■実際の治療はどんなふうに行われますか?
 「がん抑制遺伝子」を特殊な処理をしたアデノウイルス(風邪のウイルス)に組み込み、がん細胞の中に侵入させます。投与方法はがんの状態や部位によって異なりますが、局所投与や点滴による全身投与を行います。投与期間は1週間ごとの計6回で、その後、効果判定を行うことになります。

 ■副作用など患者さんの負担は?
 アデノウイルスを投与するため、投与後、半日ほど38℃前後の発熱を伴います。適応範囲も広く、ほとんどのがん種に使用できます。また、放射線治療や抗がん剤治療、免疫治療、温熱療法などとの併用も可能で、相乗効果を期待できる治療法の一つだと言えますね。詳細は直接お尋ねください。■「がん遺伝子治療」説明会・講演会 7月26日(日)13時30分〜16時30分。熊本市現代美術館5階・アートロフトで開催。参加無料。定員90名。要予約。 【電話】096(282)0302 FAX096(282)4060



 
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