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内科最前線 自律神経失調症

2009/7/4掲載
 
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自己判断せずに適切な検査・治療を
 
新大江クリニック 院長
花輪 健郎氏
頭痛や肩こり、めまいなどの症状がある病気のひとつに、自律神経失調症があります。年齢によっては更年期障害と間違える方も多いのだとか。今回は、自律神経失調症について聞きました。

 ■自律神経失調症とはどんな病気ですか。
 自律神経には、気温の変化や精神的なストレスなど外からの刺激から、体内の状態を一定に保とうという働きがあります。交感神経と副交感神経という相反する神経が、スイッチを交互に入れ替えることで、体がバランスよく機能しているのです。しかし、このバランスが何かの原因で崩れてしまうのが、自律神経失調症です。どちらかというと、男性より女性に多い病気です。

 ■どうして女性に多いのですか。
 理由のひとつとして、ホルモンのバランスの影響が挙げられます。女性は男性に比べ、一生を通じてホルモンの影響を受けやすいため、そのことが自律神経の働きにも影響を及ぼしてしまうのです。特に女性の場合、仕事や家庭、子育て、介護などから受けるストレスが多いことも、自律神経失調症につながっていると考えられます。

 ■具体的にはどのような症状が現れますか。
 人によって、頭痛や肩こり、めまい、喉の痛み、不眠、食欲不振、体のほてりなどさまざまな症状が現れます。実は、これらの症状は、更年期障害とよく似ているんですよ。更年期にさしかかっているから、自分は更年期障害だと勝手に思い込んでいる女性も多いようです。2つの病気は、症状はよく似ていても、全く別の病気ですから、治療法も異なってきます。自己判断せずにきちんと検査を受けてから、適切な治療を受けられることをおすすめします。



 
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