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産科・婦人科最前線 クラミジア感染症

2009/6/6掲載
 
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感染に注意! 放置すると不妊症の原因に
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
クラミジアに感染したまま放置しておくと、卵管機能の低下を招き、不妊症の原因になることもあるのだそうです。その詳細について尋ねました。

 ■クラミジア感染症とは?
 クラミジア感染症は、性行為感染症の一つで、全国の罹患(りかん)者数は、推定百万人といわれています。性行為感染症には淋病や梅毒など50種類以上ありますが、クラミジアに感染している人が圧倒的に多く、そのうち女性は男性の5倍、20代前半の女性では15人に1人が感染していると報告されています。主に男性は尿道、女性は子宮頸管への感染が見られますが、特に女性の場合は自覚症状がない方が多いようです。

 ■クラミジア感染症になってしまうと、不妊症になりやすいのですか?
 感染した人がすべて不妊症になってしまうということではありませんが、感染したまま放置すると、8〜40%は骨盤内の炎症が進み、そのうち20%が卵管性の不妊症になるといわれています。クラミジア感染症が不妊症につながる危険性は、極めて高いといえますね。

 ■感染を防ぐためには?
 クラミジアに感染した異性との、1回のセックスで感染する確率はおよそ50%。まずはコンドームの使用を徹底することと、女性の方は特に、自分の体を大切にするという意識をしっかり持って欲しいですね。「感染の可能性が高い」と心当たりがある人は、早めに検査や治療を受けるようにしていただきたいと思います。 ■不妊治療教室 6月21日(日)午後1時から開催。参加費無料 詳細は【電話】096(322)2996



 
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