くまにち メディカルインタビュー
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医療福祉最前線 通所リハビリテーション(通称デイ・ケア)

2009/5/30掲載
 
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医師の指導のもと機能回復・維持
 
竜山内科リハビリテーション病院 医師
當山 紘一 氏
誰もが豊かな高齢期を迎えたいもの。高齢化社会が進むなか、通所リハビリテーション(通称デイ・ケア)の必要性が高まっています。そこで詳しくお話を聞きました。

 ■デイ・ケアなど高齢者福祉サービスの需要が高まっていますね。
 核家族化、老老介護、高齢者のうつの増加など、高齢者を取り巻く環境は変化し、介護問題で悩んでいる人が多いようです。

 ■最近では、日曜・祝日も実施している施設があると聞きましたが?
 デイ・ケアなどに通うことで著しく機能が回復するというわけではありませんが、連続して通所することで、生活に必要な体力がついたり、生きがいをみつけることもできます。そういう意味では、平日だけではなく、休日利用のニーズも非常に高く、日曜・祝日も実施しています。

 ■デイ・ケアとデイ・サービスの違いは?
 混同している人も多いようですが、一番の違いは医師のもとで医療行為が行えるかどうかという点。デイ・ケアでは医師の指導のもと、理学療法士、作業療法士が認知症などの精神疾患や、運動機能に障害のある患者さんに機能回復・維持のためのリハビリを行います。万一の場合、すぐに医師が対応でき安心です。また病院内に併設している施設なら、内科、呼吸器科、歯科など総合的な治療を受けることも可能です。一方、デイ・サービスでは心身機能、生活習慣の維持のため、レクリエーションなどを行います。介護の問題でお悩みの方は、一人で抱えこまず、まずは専門機関に相談を。施設によっては無料で体験ができたり、イベント参加も可能です。デイ・ケアがどんなものなのか体験されてから通所されると、ご本人も安心ですね。



 
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