くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 たるみ・シワ

2009/3/14掲載
 
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コンビネーション・部分治療で肌老化をケア
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
たるみやシワなど、肌老化の悩みは人それぞれですね。最近ではコンビネーション治療や部分治療など、症状に応じたケアができるそうです。

 ■できてしまったシワやたるみに対して、どんな治療がありますか。
 顔全体のたるみやシワを改善する場合、レーザーとRF(高周波)による治療を行います。照射すると繊維芽細胞に直接熱が加わり、真皮層が軽い火傷を起こした状態になります。そうすることでコラーゲンやエラスチンの産生が高まります。結果、頬が上がり、ほうれい線が薄くなるというわけです。目の下のたるみや小ジワにも効果があり、肌がなめらかになります。

 ■コンビネーション治療もあるそうですね。
 たるみの程度の強い方や従来法であまりハリを実感できなかった方、さらにシミも気になるという方には、前述の方法に加えてIPLとRFを同時照射すると良いでしょう。組み合わせて治療することでリフトアップでき、よりハリ感が増します。シミも薄くなり美白効果も期待できますので、シワ・たるみ・シミのすべてが気になる方にも適しています。最大パワーで照射しますが、麻酔クリームを塗布し、医師が行いますので痛みはほとんどありません。

 ■では、部分的なシワが気になる場合にはどんな治療を行いますか。
 ほうれい線や眉間などの深いシワには、ヒアルロン酸注入が適しています。シワの溝に沿って注入することでシワを目立たなくさせます。持続期間は数カ月〜1年程度です。また、目の周りのちりめんジワや目の下のたるみにはACR療法が良いでしょう。血小板を採取・注入する方法で、血小板に含まれる成長因子がコラーゲンなどを増やして皮膚を再生させます。自己血液を利用するため副作用などのリスクは低いと言えます。これらの治療法は症状に応じて組み合わせることで、手術なしでも若々しい肌が目指せます。



 
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