くまにち メディカルインタビュー
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肥満治療最前線 メタボリックシンドローム

2009/3/7掲載
 
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突然死のリスクを高める誘因に
 
堤整形外科クリニック院長
堤 隆治氏
年々増加傾向にあるメタボリックシンドローム。40〜70歳代の男性で2人に1人、女性で5人に1人がメタボリックシンドロームの疑いがあるといわれています。詳細と予防法について聞きました。

 ■メタボリックシンドロームが進行すると何が怖いのでしょうか?
 メタボリックシンドロームの最も怖い点は、日本人の死因の半数近くにあたる脳血管障害と、虚血性心疾患の原因となる動脈硬化を促進させることです。九州大学の疫学的調査によると、メタボリックシンドロームがある場合、脳梗塞(こうそく)では男性が1・9倍、女性は1・8倍、心筋梗塞では男性が1・6倍、女性は3・4倍発症が増えることが分かっています。メタボリックシンドロームは、突然死の最大の誘因になる恐れがあるのです。

 ■どうすればメタボリックシンドロームを防ぐことができますか?
 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満が原因で起こる生活習慣病です。肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症の重複が、命にかかわる病気を引き起こす危険性を高めます。予防としては、内臓脂肪型肥満の解消が大切で、1カ月に500g程度のわずかな減量でも効果があります。体内の脂肪が500g減ると、血液壁のコレステロールも減るので、動脈硬化の解消と予防にも有効です。空腹でない時は無理して食べない、食事は腹八分目を心がける、など毎日コツコツ努力しましょう。 ■健康ダイエット教室 3月14日(土)13時〜13時30分 「肥満解消の大脳生理学」 参加無料 予約不要 【電話】096(361)1881



 
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