くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚最前線 シワ・たるみ

2009/2/14掲載
 
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部位ごとに適したシワ・たるみ治療
 
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士
実年齢と肌年齢を比べたことはありますか。肌が若々しいと実年齢までも若く見えるものです。シワやたるみのさまざまな治療法について聞きました。

 ■シワやたるみの治療について教えてください。
 シワやたるみの治療には、さまざまな方法があります。まず顔全体のトラブルを改善するには、レーザーとRF(高周波)による治療を行います。繊維芽細胞に直接熱を与えることで真皮層が軽いヤケドを起こし、コラーゲン・エラスチンの産生を高めます。結果、頬が上がり、ほうれい線が薄くなるのです。目の下のたるみや小ジワにも効果があり、肌がなめらかになります。最大パワーで照射しますが、麻酔クリームを塗布し、医師が行いますので痛みはほとんどありません。

 ■では、部分的なシワが気になる場合にはどんな治療を行いますか?
 ほうれい線や眉間などの深いシワには、ヒアルロン酸注入が適しています。シワの溝に沿ってヒアルロン酸を注入し、シワを目立たなくさせるというものです。ヒアルロン酸は、数カ月〜1年かけて徐々に体内に吸収されます。目の周りのちりめんジワや目の下のたるみなどにはACR療法が良いでしょう。

 ■ACR療法とは?
 ご自身の血液から血小板を採取し、注入する方法です。血小板に含まれる成長因子は血管や組織が壊れた際に細胞の表面にくっつき、刺激を与えて細胞の増殖を活性させます。この作用を利用してシワやたるみ部分に注入し、皮下のコラーゲンなどを増やして皮膚を再生させます。自己血液を利用するためアレルギー反応や副作用などのリスクは低く、安心感があると言われる方がほとんどです。これらの治療法は症状に応じて組み合わせることが可能です。そうすることで、手術なしでも若々しい肌になることができますよ。



 
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