くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 脂肪吸引・脂肪融解注射・ダイエットピル

2009/1/17掲載
 
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脂肪細胞を減らし、太りにくく
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
“メタボリックシンドローム”の浸透とともに、ダイエットへの関心も高まっています。ただダイエットの成功は難しく、なかなか痩せられない、リバウンドを繰り返してしまう…という人も多いのではないでしょうか?

 ■脂肪吸引すると体重を減らすことができますか?
 脂肪は水よりも比重が軽いため、大幅な体重の変化は望めません。しかし、脂肪細胞自体を取り除くので見た目は細くなり、その部分には脂肪がつきにくくなります。一番希望の多い部位は腹部ですが、頬やアゴ、二の腕などの小さな部位の脂肪を取り除くだけでも見た目の印象をスッキリさせることができます。

 ■手術では痛みや傷跡などが心配ですが。
 カニューレと呼ばれる吸引管を脂肪層内に挿入して脂肪を吸引しますが、傷跡保護器具を装着して傷口を広げないように保護します。カニューレは直径2〜4oのものが何十種類もあり、吸引する部位やアプローチする部位を考慮して使い分けるため、傷を最小限に抑えることが可能です。また、カニューレ先端の穴から出血を抑える血管収縮剤、痛みを抑える麻酔薬、脂肪を取りやすくする生理用食塩水を注入しながら行い、体への負担を少なくします。

 ■手術以外の方法はありますか?
 注射で局所的な脂肪の融解を促し、血中から腸管を経て体外に排出する、脂肪融解注射があります。脂肪吸引は1回で効果が得られるのに対して、脂肪融解注射の効果はゆっくりと表れ、5回程の処置が必要です。また、脂肪の消化吸収を抑えたり、食欲自体を低下させる作用のある脂肪吸収抑制剤を服用する方法もあります。脂肪を体内に吸収させる脂肪分解酵素の働きを妨げ、摂取した脂肪の約30%を便とともに排出します。医師による処方のため、まずはカウンセリングを受けて下さい。



 
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