くまにち メディカルインタビュー
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眼科最前線 近視矯正手術

2008/12/19掲載
 
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最新のレーシックで視力を回復
 
九品寺アイクリニック 執刀医
武藤興紀氏
熊本眼科医院院長
熊本大学医学部出身
昭和47年 熊本眼科医院を開業
従来の近視矯正手術「レーシック」は、2割程度の方が適応外と診断されていたそうです。最新の手術システムの導入で、そんな方にも望みが出てきています。

 ■最近、近視矯正手術「レーシック」の認知度が上がってきていますね。
 多くのプロスポーツ選手や芸能人が受けられていることで、一般の方にも広まってきています。近視を矯正できるため、メガネが邪魔だと感じている方や、コンタクトの管理が煩わしいと思っている方に適した手術です。最近では、定められた視力の必要な職業に就職希望の方が受けられるケースも増えています。

 ■具体的にはどのような手術なのですか?
 角膜上層を薄くはがしてフラップ(ふた)を作った後、めくってエキシマレーザーを照射し、再度フラップを元の位置に戻すという手術です。角膜の中に凹レンズを作り、メガネやコンタクトレンズと同じ働きをさせる要領です。点眼薬による麻酔のみで手術時の痛みはなく、両眼20分程度で終了。視力は術後早期に改善し、30分後くらいにはお帰りいただけます。一旦手術をすれば、再び視力が低下することはほとんどありません。しかし、今までレーシックの適応外となる方もいらっしゃいました。

 ■適応外と診断された方はもう手術はできないのでしょうか?
 最新の手術システムでは、従来に比べてより滑らかで薄く、均一なフラップを作ることが可能になりました。その結果、角膜の薄い方や強度の近視で、以前に適応外と診断された方でも手術ができるようになったのです。さらに、まぶしさや光のにじみが減り、視力の質も上がっています。多くの近視患者に適応しますが、手術を受ける際にはいくつかの原則がありますので、詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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